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2026年3月
  • ご愁傷様ですで避けるべき間違い

    生活

    お悔やみの言葉として万能に思える「ご愁傷様です」ですが、使い方を間違えると、かえってご遺族に不快な思いをさせてしまう可能性があります。葬儀というデリケートな場だからこそ、避けるべきいくつかの間違いを知っておくことが大切です。まず、最もやってはいけないのが、故人の死因などを根掘り葉掘り尋ねることです。「ご愁傷様です。急なことで驚きました。何があったのですか」といった会話は絶対に避けなければなりません。闘病生活の様子などを聞くことも同様です。ご遺族にとって、その辛い事実を何度も説明することは、心の傷をえぐる行為に他なりません。次に、「頑張って」「元気を出して」といった安易な励ましの言葉を添えることです。善意からの言葉であっても、悲しむ時間や権利を奪い、相手を追い詰めてしまう可能性があります。また、言葉を何度も繰り返すことです。弔意を伝えたいという気持ちが強いあまり、「ご愁傷様です、本当にご愁傷様です」と連呼してしまう方がいますが、これはかえって言葉の重みを失わせます。弔意は、一度、心を込めて伝えれば十分です。さらに、この言葉はあくまで生きているご遺族に対して、その悲しみに寄り添うためにかける言葉です。祭壇に飾られた故人の遺影に向かって、この言葉をかけるのは間違いです。故人に対しては、心の中で静かに冥福を祈り、手を合わせるのが正しい作法です。加えて、この言葉は主に通夜や葬儀といった、不幸があった直後に使われるのが一般的です。葬儀から何日も経ってから会った際に「先日はご愁傷様でした」と言うのは、少し間延びした印象を与え、相手に悲しい出来事を思い出させてしまうことにもなりかねません。その場合は、「その後、お変わりありませんか」「お疲れが出ていらっしゃる頃かと思いますが、ご無理なさらないでください」といった、相手のその後の心情や体調を気遣う言葉を選ぶ方が、より自然で心のこもった表現となるでしょう。